落語「ろくろっ首」のあらすじ



与太郎が小父さんのところにやってきた。話があるというので小父さんが聞いてみると、与太郎は「兄が嫁や子どもと仲良くやっているのを見て、嫁が欲しくなった」と言い出す。小父さんは、働いてもいないのにどうやって食わせるんだ、その前に母親の世話になっている状態をどうにかしろと説教をする。

すると、小父さんの妻がお屋敷はどうかという。小父さんが出入りしているお屋敷に、器量よしのお嬢さんがいて、両親は既におらず、財産があるので働かなくてもよい、そこの婿養子はどうかという。すぐに行こうという与太郎に、小父さんが言うには、その代わりお嬢さんは病を持っている。夜になると、お嬢さんの首が伸びて、行灯の中の油を舐めるのだという。

与太郎は、それなら婿に行くという。一度寝てしまうと、火事があっても目が覚めないから、夜に首が伸びる分には大丈夫だというのだ。それなら話を持っていこうということになるが、与太郎の頓珍漢な受け答えでは、まとまる話もまとまらない。そこで、小父さんは手毬に紐をくくりつけて、それを与太郎の帯に結び、それを一度引っ張ったら「さよう、さよう」、二度引っ張ったら「ごもっとも、ごもっとも」、三度引っ張ったら「なかなか」と言うように、と言い含める。

準備万端となったところで、小父さんと与太郎でお屋敷へ。挨拶が無事済んだというのに、いつまでも「さよう、さよう」「なかなか」「ごもっとも、ごもっとも」「四度は何か」などと与太郎がうるさいと思っていたら、猫が手毬を引っ張っていた。そうこうしながらもどうにか話がつき、与太郎はお屋敷に婿入りすることになった。

婿入り当日、与太郎でも床が替わると眠れないと見えて、こともあろうか夜中に目が覚めてしまった。呑気に周囲を見回していたら、案の定ろくろっ首が伸びており、与太郎はびっくりして小父さんの家に逃げ込んんで、家に帰ると泣く。夜中に起こされた小父さんは、「それを承知で行ったんだろう。お袋も『後はいい便りがくるのを待つだけ』と首を長くして待っているぞ」というと、与太郎が「そしたら家にも帰れない」というサゲ。

「ろくろっ首」が聴けるCD
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