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落語CD・落語DVDで寄席にいけなくても落語三昧

落語を寄席で聴きたいけど、仕事やら何やらでなかなかいけない…。でも、今は落語CDや落語DVDがたくさん出ているので、そちらでも落語を楽しめますよね。自分が聴いた落語CD・観た落語DVDについて、いろいろ書いています。

CurrentIcon 田能久

落語「田能久」のあらすじ

阿波・徳島の田能村に九兵衛というお百姓がいた。芝居を演じるのが好きで、上手な芝居が評判になり、あちこちで呼ばれて芝居を演じるようになった。評判が評判を呼んで座員も集まり、田能久一座として有名になった。

伊予・宇和島に呼ばれて芝居を打つと、日に日に客が増える大評判。全ての日程を終えて、興行主がもてなそうとすると、郷里の母親から連絡が来て、身体の具合が悪いという。後のことは任せて、田能久は大事な鬘だけは自分で持って、急いで郷里に向かった。

雨が降る中夜を徹して山を越えていこうとすると、土地のものに「最近よからぬものが出るという評判だ。泊まるところならあるから夜の山越えはやめろ」と言われるが、田能久は山越えを強行する。雨が強くなって弱っていると、折りよく丸太小屋があるので休むことにする。つい睡魔に襲われて、目が覚めたときには、目の前に80歳過ぎかという老人がいた。

老人は、人間に化けたウワバミで、田能久を飲み込んでやろうとする。「お前は何者だ」というウワバミに「田能久です」というと、ウワバミは「狸」と聞き違えて、「久しぶりに人間を食べられると思ったのに、狸なら食べるわけにはいかない」という。最近、老人に化けた姿が人間に知れ渡り困っているというウワバミは、化け方を教えろと田能久に迫る。田能久は鬘を使っていろんな人間に化けた振りをし、ウワバミはすっかり感心する。

すっかり打ち解けたウワバミは、寂しいから話をしようといい、嫌いなものは何かと田能久に訊く。田能久は「金です。金のせいで、要らぬ喧嘩をしたり、人を殺したり、親子の縁を切ったり、、、金ほど怖いものはない」と答える。ウワバミは煙草のヤニが身体につくと腐ってくるので、それが一番怖いと話す。ウワバミは信用して自分の住処の場所も話し、嫌いなものを他人にばらしたらただではおかないと脅して、田能久を自由にする。

田能久は人里にたどり着くと、ウワバミの住処と弱点を皆に話す。それをもとに皆はウワバミ退治をし、ウワバミはあの狸が秘密をもらしたと気付く。

田能久が無事家に着くと、母親はそれほど具合が悪いわけでもなく、一人息子がいなくて寂しいので呼び帰したようで、もうあまり遠くへいくなという。田能久が安心してくつろいでいると、戸を叩く音がし、瀕死の状態のウワバミがきた。お前の嫌いなもので苦しめてやると言い残してウワバミが消えた後、家の裏で凄い音がしたので見てみると、山ほどの千両箱があったというサゲ。

落語「田能久」が聴けるCD・観られるDVD

ひとり会(8)
立川談志ひとり会第8集

1967年6月25日新宿紀伊國屋ホールでの収録です。

聴いているうちに、落語というより昔話を聴いている気分になります。映像が頭の中にありありと広がってくるんですよね。さすが立川談志。

サゲの後、その後の久兵衛さんについて法螺を吹いて「嘘でございます」という終わり方がお茶目な感じで、聴いててニヤッとしてしまいますよ。

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